車いすに乗って・・・
エレベーターの中で、私と夫くんは無言でした。
黙っていると、涙がとめどなくあふれてきます。
夫くんに泣いている姿を見られたくなくて、意味もなく、エレベーターの壁を眺めていました。
ティッシュで涙と鼻水をさりげなく拭きます。
このとき、かばんの中に、いつも大量にティッシュペーパーを入れておいて良かったと心の底から思いました。(ちなみに、携帯歯ブラシと歯磨き粉もカバンの中へ入れておけば良かったと、後から悔しがりました。(前期破水!羊水が出てしまう その2参照))
そうこうしているうちに、ついに産婦人科病棟へと到着しました。
先生が待っていてくれた
そこは、いつも妊婦健診をしている、一般の産婦人科ではありませんでした。入院病棟の中にある、産婦人科の診察室へと連れてこられたみたいです。
車椅子を押してもらいながら、診察室へと近づいていきます。
遠くに、診察室から男の先生が顔だけ出して待っているのが見えました。
無言で頭を下げると、先生も軽く会釈され、すぐに診察室のカーテンの奥へと消えて行かれました。
(あぁ、産婦人科の先生が待っていてくれたー!!!)
車椅子に乗っているのでジャンプは出来なかったけれど、ジャンプアップしたいくらい嬉しかった!
はちきれんばかりの喜びに満たされつつ、車椅子から降りてすぐに診察開始です。
床一面血まみれになる
しかし、出血が止まらない。
診察してもらう前に、不覚にも診察室の床を血まみれにしてしまいました。
慌てて看護師さんに、「血が止まらないんですけど。どうしたらいいですか?」と助けを求めました。
看護師さんは、流れ落ちる血にも動揺せずに、ささっと慣れた手つきでティッシュペパー等で血をぬぐって処置をし、診察できるよう手助けをして下さいました。(本当に有り難かったです。看護師さん、有難うございました。)
そして、何とか診察をしてもらうことになりました。
(ちなみに、私は、診察はできれば女医さんでお願いしたいタイプです。不妊治療専門病院も、女医さんが診察されている病院に通いましたし、(不妊治療専門病院を探す 参照)普通の診察も、できれば女医さんに診てもらいたいなーと今でも思っています。
でも、この時は違いました。
「皮膚科のお医者さんでも、眼科のお医者さんでもいいから、とにかく診てください!!!」という切羽詰まった状態でした。診察してもらうだけで有り難い。本当に嬉しかったのです。)
しかし、診察をしてもらっている間も、血がとめどなく流れ続けています。全く止まる気配がありません。「大丈夫なんだろうか?」だんだん不安になってきました。
つづく・・・
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