病室を移動する
緊急入院してから、数日経ったある日のことです。
突然、看護師さんから、「病室を移動することになりました。」と告げられました。
今までは切迫流産や早産の人など、お産に関係する人のみが集められた大部屋にいました。
しかし、今度移動となった病室は、足を骨折した人や糖尿病での治療など、お産とは全く関係のない人達が集められた大部屋。(もちろん女性のみが入院している部屋です。)
(なんだかなー。)と、内心複雑な気分でした。
しかし、あの最悪とも言える説明以来、不思議な平安に包まれていました。(赤ちゃんは大丈夫!)そんな思いに満ちあふれていたのです。
羊水が・・・!!!
羊水が出ているかどうかの検査が再びありました。
車椅子で診察室へと向かいます。
カーテンで仕切られた向こう側で、担当の男の先生と他の先生が話をされています。私は耳をダンボにして、先生達の会話を聞いていました。
「あれ?羊水反応がないなー。」
私「!!!!!!!!」
診察台から降り、そわそわしながら服を整えて、椅子の上に腰掛けて待っていました。
しばらくして、担当の先生が来ました。
「羊水が出ていませんねぇ。おそらく穴が閉じたのでしょうね。」
そう言いながら、羊水反応が全くない羊水検査後の用紙を見せてくれました。
もう1人の先生が神妙な顔をして、以前に検査した時の、羊水反応のあった用紙を見せて下さいます。(スマホで写真を撮られたものを、見せてもらいました。)
私は、「うおー!!!」と叫びながら、走り回りたい気持ちで一杯でした。(しかし私は安静の身。気持ちとは裏腹に、じっと大人しくしていました。)
(きゃー!!!羊水が止まってるぅ!!!イエス様、有難うございます!!!!!)
心のなかで、イエス様に感謝し続けました。
羊水が止まっていました。
そんなことがあるんでしょうか。
奇跡が起こりました。
興奮冷めやらぬ中、私は夫くんに電話しました。「羊水が止まったよ!!!」と。夫くんも非常に喜んでいるようでした。
再び病室を移動する
1人病室で喜んでいると、看護師さんがやって来てこう言いました。
「病室を移動することになりました。」と。
そして私はベッドの上に横になったまま、もといた妊婦さんだらけの大部屋へと、再び移動することになったのです。
つづく・・・
「奇跡が起こりました!」(⌒▽⌒)
クリックしてもらえると非常に喜びます。どうぞよろしくお願いします!(*’▽’)
にほんブログ村