自己注射は避けられない
体外受精を行うには、自己注射を避けては通れません。
もちろん、注射をしなければならない期間、毎日のように不妊治療専門病院に通って、看護師さんに注射をお願いしてもokです。でもそうすると、時間的にも金銭的にも厳しいものが出てきます。
なので、必然的に、自宅で、自分で注射(自己注射)をすることになってしまうというわけ。
そんな自己注射ですが、まず、注射の扱い方などを教えてもらうことからスタートします。なので、指導をしてもらいに、凹み気味な感じで不妊治療専門病院へと向かうことになりました。
自己注射教室が始まる
いよいよ自己注射教室の始まりです。
私のほか2人の方と一緒に、講習を受けることになりました。
まずは自己注射を習う人全員が、まとめて個室に通されます。そこで、自己注射の流れが分かるDVDをさらーっと見ました。
本当にさらーっと見ていたので、自己注射の流れが頭の中をさらーっと通り抜け、ほとんど何があったのか覚えていません。(汗)
そんな間抜けな状態のまま、次に看護師さんに実際に注射器の扱い方などを教えてもらいます。
注射を指導してもらう部屋に入ると、看護師さん(プロ)が扱うような、結構しっかりとした本格的な注射器が目に飛び込んできました。
何やら痛そうで、それでいてどことなく威圧感が、その注射器から「ム~ン」とただよってきました。
・・・・恐怖を感じました。
実は、自己注射で使う注射は、糖尿病の患者さんが使うような、ペン型の注射器で注射をするのだろうなーと思っていたのですが、大きく予想が外れてしまいました。
「ガーン」とショックを受けるのと同時に、心臓がバクバクしてきました。
思わずその場から逃走したくなりました。
でも、赤ちゃんに会うために、逃げるわけにはいきません。必死に気持ちを落ち着かせて、看護師さんの実演を見ることにしました。
さすがプロですね。看護師さんは見事な手さばきで(!)、注射器を扱っています。「注射器ならオイラにまかせろ!」といった感じです。
注射器の扱い方だけではなく、薬の調合の仕方なども覚えなくてはいけないので、事前に渡されたプリントにメモをしていきます。
薬の種類もいろいろあり、薬の種類ごとに調合の仕方も変わってきます。なかなか難しそうです。
ほどなくして、隣からものすごい勢いで、カリカリとメモをとっている音が聞こえてきました。
「すごいメモしているなー。熱心だなー。」としばらく感心して見ていましたが、感心している場合ではない!とハッ!(;゚Д゚)と気が付き、看護師さんが教えて下さった注射器の扱い方とか、薬の調合の仕方とかを覚えようと、頭の中で必死になってリピートするのでした。
つづく・・・
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