「お母さんは大変だな~」と思っていたら腰を痛めたという話。

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街の木々もじっと黙って堪え続けているような、そんなうだるような夏の昼下がりの話。

急用を抱えていた私は、家路を急いでいた。ふと顔をあげると、遠くに親子が歩いているのが目に入った。

早足で歩いているため、どんどんと親子との距離が縮まってくる。

それは、30代半ばと思われるお母さんと、2才くらいの小さな女の子だった。

しかし、暑い。全身から汗が吹き出してくる。何でこんなに暑いんだとげんなりしながら歩いていると、急に女の子が、「抱っこー!」と、両手を広げてお母さんに抱っこをせがみだした。

すると、お母さんはやさしくさとすように、「今抱っこはできないの。おうちに帰ってから抱っこをしましょうね。」と言っていたが、小さな女の子には全く通じない。

「抱っこ!抱っこ!抱っこー!!!」

だんだんヒートアップしてくる叫ぶような泣き声が、澄み切った青い空に響き渡る。

でも、そのお母さんには、ただ女の子をなだめることしかできない。

というのも、その両手には、パンパンに膨らんだ重そうな買い物袋がいくつもぶら下がっており、どう考えても女の子が入り込める余裕が少しもなかったからだ。

立ち尽くすお母さん。

その足元で泣き叫んでいる女の子。

灼熱と化した太陽の光が、容赦なく親子に降り注ぐ。

おそらく家にたどり着くまでには、まだまだ歩かなくてはならないのだろう。

一瞬荷物を持ってあげようかと思ったが、何しろ私も時間の余裕がない。

黙って親子のそばを通り過ぎた。

あのお母さんは一体どうしたのだろう。

重い荷物を両手にしながら、女の子を抱っこしたのだろうか。

「お母さんは、本当に大変だなー。」と、ぼんやり思っていた。

あの頃は、自分がお母さんになるなんて、全く思いもしなかった。でも、数年後、同じことが我が身にも起こってしまって驚くことになる。(私は重い荷物と泣き叫ぶ子どもを抱えて歩いた結果、見事に腰を痛めてしまうことに・・・。(泣))

人生は不思議である。

お母さんになるなんて想像もつかなかったが、今は老体に鞭打って、育児に励んでいる私がいる。

ただ、40過ぎて新たに分かったことがある。それは子どもがしっかり歩けるようになっても、お買い物するときは、必ずバギーを持って行った方がいいということを。

 

「バギーFANロングプラス」


大きく広がる日よけの幌が付いているのがポイント!

 

子どもが重くなると、さすがに抱っこはキツイですね。(TдT)

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